クリニック開業時の新規制作

クリニック開業時の新規制作

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ご開業であれば1年前から遅くとも半年前には制作業者を決められた方がよいと考えます。
可能であれば「院名」決定前にご相談いただければありがたく存じます。今は基本的な手段となっていますが、地域名+診療科目名は院名に入れる方が検索上は有効です。文字数、地域性、競合、様々なご事情から地域名と診療科目名が入れられないケースもございますが、少しでも検索時に探されやすい屋号命名は大切な一歩になります。

当社では繁忙期でなくても通常制作でも3か月から4か月は必要になります。ご開業前は先生が多忙を極めますので、新規開業案件は半年前までにお問い合わせをお願いしております。 また万が一不測の事態があっても業者を変更できる時間を見ておく方が無難かと思います。

開業案件制作にあたり
考慮すること

  • 土地柄(地域の産業・患者層は)
  • 立地条件(アクセシビリティ・強みか弱みか)
  • ビル診療か・一軒家診療か(売りにできることは)
  • 診療科目と住民ニーズ(患者層のターゲティング)
  • 科目数、医師数(競合との差別化は)
  • 先生の望まれる医療、院の将来像(市場内の自院の強み)

などによって戦略バリエーションを考え個々のクリニックごとの制作方針を決めます。

またWEBの進化により、改めて昔ながらの口コミが大切にすべきことになっております。

患者様のターゲティングを徹底することも大切なポイントです。診療科特性と患者層によって「読みやすさ」「使いやすさ」は変わってくるからです。

マーケティング会社が広告運用提案時に考える3C=Customer(市場・顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)という分析手法ですが、広告運用との違いはKPI/KGIなどの数値目標は設定しません。

*KGI(Key Goal Indicator)とはビジネスの最終目標を定量的に評価するための指標で売上高や成約数、利益率などを設定します。

*KPI(Key Performance Indicator)とはKGIを達成するための各プロセスが適切に実施されているかどうか定量的に評価するための指標として、セッション数や新規率、などの目標を設定します。

広告代理店・
広告運用事業者ではございません

地域密着の保険診療は「ウォンツ」である物販通販や飲食業などと異なり、効率を追求して生産を増やしたり利益率の高いメニューばかりをおすすめするようなことはできません。

医療に詳しくない業者がKPI設定と数値追求を行い、医療法規制(比較広告・優良誤認・誇大広告など)に抵触すれば本末転倒になります。

たとえ増患しても過剰期待によるクレームや待ち時間増加による口コミの悪化を招けば地元の再診患者様を失っていくことになりかねません。

広告代理店・広告運用事業者ではございません

また数値目標を設定して改善施策の提案実行を行うには大きな費用が発生します。当社の管理費用ではこれらの作業を行うことはできません。

自由診療・大規模展開などを希望し治療項目単位の売り上げ目標を立て効率化と経営拡大をお考えの場合は、サイト制作とは別に広告運用事業者をご利用願います。

医療サイト内に必要な情報

2021年現在のグーグルはE-A-Tを大切に考えています。

Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったものでグーグルが検索品質評価ガイドライン内で、ページ品質評価をするうえで最重要としている項目の1つですが、アルゴリズムでもスコアでもなく「概念」といわれています。

パソコンを扱う手

数ある中のいくつかの代表的な以下のコンテンツにもそれぞれに意味を持たせます。

  • 診療方針と院長写真(院長の挨拶文と理念―医療ポリシー…信頼性、)
  • 医師の権威性(経歴、勤務略歴、標榜科疾患への鑑別診断治療の具体)
  • 医師の専門性(論文・学会発表等過去の実績、医療機器)
  • 医療時事情報(話題の医療情報の解説での専門性)
  • アクセシビリティという信頼性(待ち時間、混雑の曜日や時間、駐車場の台数や最寄駅からの地図)
  • 危機管理体制(病診連携、診診連携の内容等―信頼性・権威性)
  • 医院の雰囲気(スタッフ写真、院内写真、等画像検索への対応)
  • サイトポリシー、プライバシーポリシー(信頼性)

当社ではこれらを院ごとに個別に作りこんでいくことがE-A-Tの価値を高めると考えております。

かつての、「キーワード数」「タグの利用法」などは現在のグーグル検索表示順位にはほぼ大きな影響力はなくなったといわれております。

「信頼性」を高く評価されていると思われる事例

従来グーグルは発リンクを評価しないといわれていましたが、単に「リンクを受けること」が大切なのではなく、「ユーザーが信頼できると理解できるページにすること」に役立っていれば発リンクでも有用という例と思われます。

ただし、ただ発リンクすればよいのではなく、詳細な事実原稿をお書きいただいていることが重要です。

夙川内視鏡内科
まえだクリニック様  

(「これまで指導を受けた
医師の紹介」ページが開きます)

開業半年前

ご開業半年前には院名・院長名・住所・標榜科くらいの簡潔な情報を載せた1枚物のチラシサイト(簡単なLPサイト)」をアップし、「今後近隣で同じ科目で開業をされると競合してしまいますよ」という医業コンサル様や同業の先生方へのアピールを行います。求人が必要でしたら掲載します。

このチラシサイトは集患対策に直結するものではなく一般名詞での自然検索で上位表示を目指すものではございません。「地域名+標榜科+開業予定」「院名固有名詞」などで、同業の先生方に検索されることを想定しております。

小手先の技術に頼らない

ホームページ制作会社やデジタルマーケティング事業者は、WEBの新しい技術が登場すると、「早く導入するといい」とセールスをかけてきます。一昔前は、画像中心のサイト、フレームを切ったサイト、フラッシュ動画のサイト、ブログ型サイト、携帯サイト、そのときは非常に目を引き一時は役に立ちますが、技術自体はすぐに陳腐化し、数年でWEBの世界から退場した技術も多々ございます。

医療サイトでは新しいものに飛びつかず、何が生き残るのかを見極めることが大切です。
新しい技術へのウォッチは重要ではありますがそれだけに頼らず、情報の濃いホームページが最後には検索エンジンにも評価を受け、患者様にも評価されているように思います。「新しさ」だけに飛びつく必要はないと考えています。

10年以上前の制作サイト事例

当社の「情報重視」「ユーザービリティ重視」の姿勢に共感いただき原稿執筆もご協力いただけた先生のサイトでは、グーグルの求める理念と一致し続けているため、すでに構造上時代遅れで技術的にもグーグルが求めるものにほど遠くなっていても10年以上フルリニューアルせず今もメインキーワードで上位を維持できるサイトがございます。

本来一刻も早いリニューアルが必要ではありますが、長年ご利用いただけていることは大変ありがたく思います。

古いままでも今のところグーグルの評価の高い事例(2021年現在)

新規ホームページ制作
のまとめ

医師の視点で近隣の医院と「違いを出しにくい」と思われていても、取材者が患者視点で見直すと様々な特徴が見えてくるものです。大切なのは制作する者の観察力・分析力・経験値だと考えます。

私たちは貴院の地域状況、競合状況を患者視点で見直し、特徴付けと差別化をいたします。ターゲティングのお手伝いをすることが、貴院のホームページ作りの第一歩と考えております。

5年先に健康不安を抱える地域住民がインターネットで医師を探したとき、信頼感を与えられるホームページにしていきたいと考えております。

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